キャピタル・ゲイン
キャピタル・ゲインとは、証券取引などを行った際の全ての収入のうちの配当金や利息と呼ばれる収入の部分のことを言います。
株式などの資産を保有している間に価格が上昇し、それを売却することによって得た収入の部分をキャピタル・ゲインといいます。
また、株を空売りし、値下がりしたところで買い戻した時に得る利益もキャピタル・ゲインとなります。
売却しないまま、保有しているだけで得られる配当や利息のことを、インカム・ゲインといいます。
株式取引において、デイトレーダーと言われる短期売買を目的とした人たちにとっては、このキャピタル・ゲインが唯一の収益となりますが、長期的な株式投資を行う場合はキャピタル・ゲインとインカム・ゲイン、両方の収益を得ることができます。
キャピタル・ゲインとインカム・ゲインでは、税金のかかり方が違っています。
キャピタル・ゲインの課税の税率は、2007年の3月までは10%、それ以降は20%になっています。
原則として毎年確定申告を行って税金を納めなければなりません。
一方インカム・ゲインの税金は、キャピタル・ゲインよりも定額に設定されています。
それぞれの収支は両方合わせて収益と呼ぶのが一般的で、自分に合った投資スタイルを選んだ上で、このキャピタル・ゲインとインカム・ゲインをうまく利用した資産運用を考えるようにしましょう。